円楽の大江戸なんでも番付

円楽の大江戸なんでも番付

  • トップページ
  • バックナンバー

バックナンバー

ひゅ~どろどろ 世にも恐ろし江戸の怪談

「江戸時代のあるようでないものの番付」に注目。実在していそうでしていないもののランキングで、江戸っ子のしゃれっ気がたっぷりつまったユーモア番付。東西が対になっていて、西の小結に"鬼ヶ島"とくれば、東は、"竜宮城"、西に"桃太郎のような小児"とくれば、"○○をこす老人"。○○には何が入るのでしょうか?円楽、中尾夫妻も江戸の「しゃれ」の利いた番付を大いに楽しみます。 そして、大関に格付けされているのが"幽霊"と"化け物"。なぜ、幽霊が大関に格付けされていたのか?暑い夏に身の毛もよだつ江戸の幽霊・怪談とは?特別ゲストに、人間国宝でもある講談師の一龍斎貞水さんを迎え、とびきり恐い江戸の怪談話を披露していただきます。

<江戸っ子は幽霊がお好き?!>
江戸時代、絵師達はこぞって幽霊画を描きました。円山応挙が足のない幽霊画を描いたのもこの時代。そんな幽霊画をモチーフに、「悪事を働くと、たたりにあうぞ~」と僧侶が説法に取り入れ、後に、三遊亭円朝が落語を創作、怪談話は庶民の娯楽になりました。 そんな中生まれたのが、鶴屋南北の傑作「東海道四谷怪談」。歌舞伎の中村座でも上演され、空前の大ヒットに! 今でも人気の怪談話「東海道四谷怪談」の秘密をひも解いていきます。

<知られざる"四谷怪談">
夫婦、兄弟、家族といろいろな関係のもつれが事件と絡み合った、背筋も凍る怪談「東海道四谷怪談」。そのヒロインで、怨念の象徴のようなお岩さんが、実在の人物だったことはご存知でしょうか?「うらめしや~」と描かれたお岩さんとは、いったいどんな人物だったのでしょう?ゆかりの地をめぐると、知られざる姿が見えてきました。お岩さんはどんな死を遂げたのでしょうか?そして、江戸でも評判の夫婦だったというお岩さん夫妻にも迫っていきます。