円楽の大江戸なんでも番付

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粋だね、江戸の匠は大評判

今回は「職人番付」に注目。世界に誇るモノ作り・ニッポンの職人技を格付けした番付です。太刀(たち)、刀鍛冶、大工棟梁、塗師(ぬし)、鏡師、蒔絵師…など、幕府や武士が用いた逸品から庶民の生活に欠かせない日用品に至るまで、欠かせなかった職人の技がずらりランキング。江戸時代は、"手に職をつければ生活が出来た"と言われるように職人文化が発展しました。
江戸で評判の花形職人は何だったのでしょうか?現代に受け継がれる匠の伝統の技をたっぷり堪能します。

<受け継がれる塗師(ぬし)の技!輪島塗の魅力に迫る>
英語で「JAPAN」と訳されるほど、日本を代表する伝統工芸・漆器。伝統ある漆器の産地はたくさんありますが、重要無形文化財に指定され、芸術品としても高い評価を得ている"輪島塗"に注目します。そのルーツを探ると、輪島塗の技が発展し、全国で名を知られるようになったのは、江戸時代、輪島の塗師(ぬし)の活躍にありました。江戸時代の塗師(ぬし)達は一体どんな方法で全国に広め、技を作り上げていったのでしょうか?
漆黒に映える蒔絵や沈金の輝きや風合いで魅了する輪島塗ならではの匠の技を堪能します。

<日本唯一の鏡師・知られざる魔境の世界>
前頭筆頭にある「鏡師」に注目。古くから日本は"磨き"の技術に優れていたと言われています。身だしなみを整えるなどに使われたのは「和鏡(わきょう)」で、もうひとつは「魔鏡」といわれるもの。「魔鏡」とは一体何なのか?どのように使われたのか?現在、手作りの魔鏡を作るただひとつの工房を訪ね、その秘密、そして繊細な磨きの技を探ります。

<迎賓館を彩る七宝焼>
鞘(さや)師、柄巻(つかまき)師、鍔(つば)師等の祖として番付に名を連ねているのが七宝師・平田道仁。迎賓館赤坂離宮「花鳥の間」等受け継がれる七宝の技を紹介します。