ストーリー

第9話「美女モデルとPの秘密」 
第9話「美女モデルとPの秘密」 第9話「美女モデルとPの秘密」 第9話「美女モデルとPの秘密」 第9話「美女モデルとPの秘密」

つぐみ(忽那汐里)が働くブランド店に、超人気のモデル麗華が現れる。一緒にいるのは人気番組「ファッションの鉄人」のプロデューサー宮代だ。とたんに表情がくもる店長の中里由利(酒井若菜)。麗華と中里はかつてのモデル仲間で、麗華はモデルを辞めショップ店長をしている中里を小馬鹿にするのだった。宮代も中里に何かを頼んでいる素振りで店を出ていく。

別の日、つぐみは某テレビ局に入っていく中里を目撃し、後をつける。中里は宮代に会いに来ていた。つぐみが少し遅れて「ファッションの鉄人」スタッフルームを訪ねると、そこには頭から血を流して死んでいる宮代と白い三角の木の箱を持って立ちつくしている中里がいた。

現れた宗像刑事(六角精児)は当然のことながら凶器とみられる木の箱を持って立っていた中里を疑った。当の中里も、宮代を訪ねた理由を話そうとせずなにか歯切れが悪い。

つぐみは7万人の力を借りてなんとか中里の無実を証明しようとする。宮代が右前側頭部を殴られていることから、右利きの中里には殺せないと指摘するつぐみ。これに対し麗華は左利きだった。一転麗華を疑い始める宗像。また麗華の恥ずかしい過去映像を番組で使用することをめぐって麗華と宮代が対立していたことも明らかとなる。しかしその過去映像のテープが中里の鞄から見つかったことから、宗像は混乱、「とにかくどちらかが犯人だ!」と二人を連行するように白鳥(田中幸太朗)に指示する。

つぐみの頭に7万人からのメッセージが駆けめぐる。つぐみが送った現場写真の中にさまざまなヒントが隠されていたのだ。「その二人、犯人じゃない」とつぐみ。「これは事故だったんです」つぐみは、床の汚れから凶器とされる三角の木箱があった場所を特定し、その場所に自ら倒れ込んだ宮代が自分で頭をぶつけたのだと推理する。また宮代は、背の低さを人に知られないようにシークレットブーツをはいていたが、頭をぶつけ瀕死の宮代はそれを隠すために履いていた靴の踵(かかと)を取り外し、部屋のどこかに隠したのではないか。

すると中里がカメラのレンズが並ぶテーブルの上からレンズに似た円筒状の踵を2本発見する。ちょうど宮代が最後に倒れていた場所の近くである。

また中里は宮代が最後に叫んだ言葉を聞いていた。「レイカー」と。中里は麗華が犯人であると思いこみ誤魔化そうとしていたのだ。しかし「レイカー」とは業界の逆さ言葉で宮代が「帰れー」という意味で使っていたことがわかった。

帰り道、麗華が「庇おうとしてくれたのに」と言うと中里は「何のこと?」ととぼけた。

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