ストーリー

第5話「強敵8万人探偵と対決」 
第5話「強敵8万人探偵と対決」 第5話「強敵8万人探偵と対決」 第5話「強敵8万人探偵と対決」 第5話「強敵8万人探偵と対決」

バイト先の店長・中里(酒井若菜)の代わりに大学生のコンパにいやいや参加することになった新渡戸つぐみ(忽那汐里)。幹事の亜矢(大友みなみ)は8万人の会員を擁するサイト・ウニバネットを運営する女子大生で、男性側の参加者は今どきの大学生・駿と拓真それに恐竜オタクの医学生・隆男の3人だった。隆男はつぐみに「ティラノサウルスをどう思うか」と質問したり、食べ物の皿をきれいになめたりして、つぐみを驚かす。

コンパでは王様ゲームのようなゲームが始まり、つぐみは駿と二人きりにさせられてしまう。駿がつぐみにキスを迫ろうとしたその時、駿は突然苦しみだして死亡した。

駆けつけた宗像(六角精児)と白鳥(田中幸太朗)はつぐみを疑うが、幹事の亜矢は8万人のネット仲間から得た情報をもとに、「犯人わかっちゃったんですよ」と言う。亜矢によると、犯人はゲームで駿とつぐみに個室に入るように命令した隆男である。隆男は飲み物に毒物を混入して駿に飲ませ、証拠が残らないよう自分で毒の残ったグラスを飲み干していた。医学生である隆男はあらかじめ解毒剤を飲んでいたので死なずにいる、という推理である。

白鳥が調べると、亜矢の推理通り隆男の鞄から解毒剤がみつかった。

「8万人からは逃げられないの!」と高らかに言う亜矢。

しかし、つぐみは純朴な隆男が犯人であるとは思えない。7万人の仲間からのコメントがつぐみの頭を駆け巡る。「おじさん、やっぱりその人犯人じゃない」

つぐみは、駿がつぐみにキスを迫る直前に口臭防止スプレーを口に入れたのを思い出す。そのスプレーに毒が混入されていたのではないか。そして駿がキスの前にスプレーをする習性を知っていたのは、何度もコンパで駿と顔を合わせていた亜矢である。さらに亜矢が駿の発言で駿の好みに合うようにメイクを変えていたことなどから、亜矢が駿に片思いをしており今日のコンパで自分を選ばなかったら殺そうと決めていた、と推理した。

「それが何?殺した証拠がないじゃない!」と開き直る亜矢だが、亜矢を心配して駆け付けた8万人の仲間の一人が毒入りスプレーを手にこっそり店を後にするのをつぐみは見逃さなかった。「あの人がスプレー持ってる。追いかけて!」

逃げる男子学生と、追う宗像と白鳥、そしてつぐみ。つぐみは7万人助けを求める。

夜を徹した追いかけっこの末、追い詰められた8万人の一人はついにスプレーを川に投げ捨ててしまう。万事休す…と誰もが思ったその次の瞬間、川辺で釣りをするおじさんが釣り糸を巻き上げる、とその糸の先にはスプレーが…。おじさんは7万人の一人だった。

つぐみは亜矢に話しかける。「観念しなさい…7万人からは逃げられないの」

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