ストーリー

第4話「悲恋伝説の村殺人事件」 
第4話「悲恋伝説の村殺人事件」 第4話「悲恋伝説の村殺人事件」 第4話「悲恋伝説の村殺人事件」 第4話「悲恋伝説の村殺人事件」

幼なじみ・ナミエの結婚式に招かれ、湖畔の村を訪れた新渡戸つぐみ(忽那汐里)。

この村では悲しい伝説にならい7つの鈴の儀式が行われるという。
新郎新婦は7つの鈴を聞きながら湖に向かって歩き、決して振り返ってはいけない、というもの。

儀式が始まり、新郎新婦は湖からの照り返しでまばゆい光に包まれる。
6つの鈴が鳴り、まぶしさで出席者が目を閉じたその時、新郎はなぜか振り返り、そしてその胸にナイフが突きたてられていた。新郎は即死であった。

現れた宗像刑事(六角精児)と白鳥刑事(田中幸太朗)は、さっそく捜査を開始。被害者の新郎は財閥の御曹司で、女性関係も荒れていたことから、疑惑の矛先は新婦・ナミエに向かう。
ナミエは、前日の不審な行動が目撃されており、被害者に最も近い場所にいたことから犯人ではないかと推理する宗像。

つぐみは新郎が刺される直前に写した携帯の写真を見ながら納得がいかない。
新郎は刺された時振り返っていたことが気にかかる。それを聞いた宗像は再現してみようと言う。なぜかモーニングに着かえた宗像はつぐみと二人で例の儀式を再現する。鈴を鳴らす役は白鳥。

実際にやってみると新婦の位置からは新郎をナイフで刺すことは不可能であることがわかる。
さらに白鳥がポケットに保管していた被害者の遺品のひとつ、携帯につけられた鈴のストラップの音に反応するつぐみ。
6つ目の鈴の際、たしかに別の鈴の音を聞いた。それがそのストラップの鈴の音と同じだった。
しかし、つぐみが聞いたのは新郎の位置からではなかった。つぐみの頭に7万人のコメントが駆け巡る…。

関係者が集められ、宗像が新婦のナミエには犯行は不可能であることを説明する。
では誰がどうやって?という問いに宗像は答えられないが、つぐみはナイフは投げられたものではないかと話す。
つぐみが撮った直前の写真にはキラリと光るものが写っていた。そして、そんなことができるのは、鈴を鳴らしていた吉田であるとつぐみ。
7万人からの情報によると吉田はかつてサーカス団にいてナイフ投げの名手だったという。
動機がない開き直る吉田につぐみはその場で跳ねるように言う。
吉田が跳ねると、新郎が持っていたのと同じ鈴の音が。
吉田は新郎の春之と異母兄弟で、同じ鈴を持っていた。莫大な財産の相続を恐れて自分は命を狙われていると勘違いした吉田は、春之を殺したのである。
しかし、春之は腹違いの弟を家族として迎え入れるために探していた。
弟が持つ鈴の音を聞いて振り返ったところを刺されてしまったのだ。
「振り返った時、春之さんは微笑んでいました」そう言ってつぐみは携帯画面を吉田に見せた。

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