ストーリー

第1話「7万人で犯人逮捕!」 
第1話「7万人で犯人逮捕!」 第1話「7万人で犯人逮捕!」 第1話「7万人で犯人逮捕!」 第1話「7万人で犯人逮捕!」

女子大生の新渡戸つぐみ(18)(忽那汐里・くつなしおり)は、「オクトパスネット」という携帯交流サイトの管理人。
彼女がひんぱんにアップする“おもしろ写真”が話題となり 、会員はいつのまにか7万人を超えている。
ある日つぐみは、路線バスの車内で口を大きく開けて眠るサラリーマンを発見。
すぐさま写真に撮り「疲れ果てたニワトリサラリーマン発見!」とアップすると、「その人死んでない?」と仲間からのコメント。つぐみは殺人事件の第一発見者となってしまう。

まもなく到着した中年の宗像刑事(46)(六角精児・ろっかくせいじ)と若手の白鳥刑事(27)(田中幸太朗)は、事件当時バス車内には被害者とつぐみしか乗っていなかったことから、つぐみを事件の容疑者と決めつける。
「生刑事の生手帳見せだ」と面白がって携帯で写真を撮るつぐみだったが、犯人扱いされて困惑、7万人の仲間に助けを求める。
やがて到着した被害者の妻・美登利は悲しみに泣き崩れ、バスを運転していた運転手も当惑を隠せない。

いよいよつぐみの容疑が濃厚となったその時、つぐみの携帯に仲間たちから様々な情報と知恵が寄せられ、つぐみは事件の全貌を理解する。
「これ、見てください。」つぐみは、事件直後に自分が撮った写真の中に毒物の容器が写っていることを示し、運転手が急ブレーキを踏んで容器を倒し、被害者に毒物を飲ませて殺害した、と事件のトリックを解いてみせる。
さらに運転手と美登利は関係があり、愛人宅に向かっていた被害者を殺すよう美登利が運転手に依頼したのではと推理を展開。

「証拠がない」と開き直る運転手だったが、手袋に毒物反応があるはずとつぐみに指摘され、美登利とともにタクシーで逃走をはかる。
「レインボーブリッジ封鎖しろ!」「封鎖できません!」と叫びあう宗像と白鳥の傍らで、「あの…レインボーブリッジの手前なら封鎖できちゃったんですけど」とつぐみ。
7万人の仲間が犯人たちの行く手を阻み、やがて犯人が乗ったタクシーが戻ってくる。
タクシーの運転手もつぐみの仲間のひとりだった。
呆気にとられる刑事たちを尻目につぐみはつぶやく。
「7万人ってすごいかも…」。

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