西日本鉄道創立１００周年記念特別番組 財津和夫の西鉄沿線・福岡再発見の旅！ ～思い出と新しい出逢いを乗せて～ 2008年10月5日(日) 夜10:00～10:55放送！

財津和夫にとっても天神の街は思い出深い場所。チューリップの音楽活動の拠点だった伝説のライブハウス「照和」は西鉄福岡（天神）駅のすぐ隣に今もあります。
まずはその天神の街を歩き、財津さんもしばし感慨に浸りました。そして、西鉄福岡駅。 「西鉄電車に乗ったとたんに昔に戻りますね。」と、財津さんは静かに語り始めました。

最初の途中下車は二日市駅。ここで太宰府線に乗り換え向かったのは、菅原道真公を祀る「太宰府天満宮」の玄関口、太宰府駅です。地元では「宰府詣」の呼び名で親しまれ、年間６５０万人の参拝者が詰め掛ける全国の天満宮の総本宮です。

財津さんは、表参道の土産物屋を冷やかしながら、人々の温かさに触れ、昔懐かしい町並みに旅情緒を満喫しました。
天満宮では、伝説の飛梅を眺め、道真公の眠る本殿に参拝。更に、太宰府の新名所「九州国立博物館」を訪れて、しばし歴史ロマンに浸っていました。
もちろん、名物「梅が枝餅」にも舌鼓を打つことも忘れませんでした。

財津さんは、二日市駅から西鉄電車に乗り込み、再び車中の人に。やがて、九州最大の川・筑後川を渡ると、そこは、福岡県第３の都市、城下町・久留米です。財津さんは途中下車をして街を散策してみることにしました。
すると、お酒屋さんの軒先に「蔵出しめんたい」の看板を見つけ飛び込みました。博多名物の「めんたい」が何故、久留米に？　そこには意外なドラマが…。
酒屋のおばあちゃんからは、西鉄電車にまつわる貴重なむかし話を聞くことができました。

久留米から次に目指すのは、天神大牟田線を代表する観光地、水郷・柳川。
財津さん、実は柳川は初めての訪問だったそうですが、立花藩十二万石の城下町柳川を舟でのんびりと川下り。詩人・北原白秋を生んだ情緒溢れる街を満喫しました。 名物川下りは、総延長９３０メートル、約１時間。 財津さん、「想像以上」の素晴らしさに、感動を隠し切れませんでした。
「絶対また来ようと思うもんね。最高ですね。想像していたよりもはるかに面白いです。」

川下りを楽しんだ後は、柳川名物「うなぎ」を、ということに。訪れた「江口商店」は、うなぎの卸し問屋。うなぎに関するご主人のウンチクを聞きながら、究極の天然うなぎを試食。感動の旨さに財津さんのテンションも更にあがります。
次に訪れたのは柳川の殿様屋敷「御花」。
立花家の末裔（１７代目殿様）の案内で門外不出の品々を拝見しました。広大な日本庭園・松濤園を眺めながら、地元福岡について語り合う２人。財津さんは改めてふるさとの魅力を再発見することが出来ました。
「福岡の生まれで、福岡に２２年ぐらいいたんですが、こんな近くにこんな素晴らしい場所があるなんて、本当に今まで何をしていたんだろうと、後悔しています。」
「この年になってからこそ、ぐっとくるものが、あるのかもしれないですけど…」（財津）

旅の途中で、懐かしの西鉄のチンチン電車秘蔵映像などを紹介。そして、西鉄の１００年の歴史を秘蔵写真＆映像で振り返ります。伝説の西鉄ライオンズ・花電車など懐かしい時代が蘇ります。
また、西鉄最大の車両基地である筑紫車両基地にカメラが潜入。現役の看板電車たちを紹介します。現在の花形電車「３０００系」（２００７年ローレル賞受賞）の魅力も余すところなく伝えます。