新・にほん風景遺産~故郷を見つめなおそう~

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憧れの田舎! 昭和の町 豊後高田
~海・花 そして人情~

大分県北部、国東半島の北西部に位置し、北を周防灘に面した豊後高田市は、温暖で過ごしやすい瀬戸内式気候の町。
国東半島のほぼ中央には両子山、豊後高田の東部から南部にかけては、西叡山、猪群山などの山々が連なり、瀬戸内海国立公園や国東半島県立自然公園を擁しています。
山岳仏教文化「六郷満山文化」ゆかりの史跡や世界農業遺産に認定された田園、花の岬・長崎鼻など、豊かな自然と歴史的文化が豊富に残ります。

豊後高田は、江戸時代から海上運輸の要所であり、国東半島奥地や海岸部などを繋ぐ大事な地でした。中心商店街は、江戸時代から明治・大正・昭和30年代にかけて、国東半島で最も栄えた町でした。しかし、時代の波に取り残され、多くの商店街と同じく寂しい町になっていました。
そこで、商店街が元気だった最後の時代、昭和30年代の元気・活気を蘇らせようと平成13年に立ち上げたのが「昭和の町」です。どこか懐かしい風景が全国的に脚光を浴び、年間約40万人もの来訪者が訪れる商店街となりました。
また、雑誌「田舎暮らしの本」(宝島社)の「住みたい田舎ベストランキング」で、全国の自治体で唯一5年連続のベスト3入りを果たすなど、移住者にも大人気の町です。

豊後高田を旅するのは、俳優・中本賢。
昭和ノスタルジーを感じさせる商店街をくまなく散策。大阪や遠くイタリアからの移住者家族に密着し、かつては日本中に溢れていた町の人々の温かさや人情にふれます。
また、地元の朝市を訪ねたり、干潟でマテ貝掘りをしたりと、周防灘の豊穣の海も満喫。
豊後高田随一の花の里・長崎鼻では2000万本の菜の花に出会います。
移住者に大人気の豊後高田の魅力を探る2泊3日の旅です。