新・にほん風景遺産~故郷を見つめなおそう~

新・にほん風景遺産~故郷を見つめなおそう~

  • トップページ
  • バックナンバー

春の房総横断!ローカル線の旅
~小湊鐵道・いすみ鉄道 海山めぐり~

関東地方南東部に位置する千葉県房総半島は、三浦半島とともに東京湾を囲み、東は太平洋に面します。年間をとおし気温の変化が少なく、冬は暖かく夏は涼しい気候。
半島南部の南房総は特に温暖。春には花々が咲き誇ります。海あり山ありの豊かな自然、さらには絶品の海の幸が旅人を出迎えます。

今回の旅は、東京湾寄りの市原市五井駅から2つのローカル鉄道を乗り継ぎ、外房のいすみ市大原へ房総半島を横断。
最初に乗車する小湊鐵道は、五井駅から上総中野駅までの18駅、約40kmを結ぶ非電化・単線の路線で古くからの車両や駅舎など、どこか懐かしい気分に浸れます。
養老溪谷駅で途中下車。溪谷や粟又の滝を散策し温泉を満喫。

次に乗車するいすみ鉄道も非電化・単線のローカル線。上総中野駅から外房の大原駅まで14駅、約27kmを結びます。
春、線路沿いの菜の花や桜が列車の旅に華を添えます。
途中下車した大多喜町は、徳川四天王の一人・本多忠勝がおさめた城下町。今も古い町並が残ります。
江戸時代から続く旅籠や酒蔵を訪ね、城下町風情や伝統を受け継ぐ想いに触れます。
そして終点の漁師町・大原では、旬の真蛸に舌つづみ。

さらに南下し房総半島最南端、白浜町ではストックやポピーなどが咲き乱れる春爛漫の風景に出会います。

旅人は、俳優・石丸謙二郎。
ローカル鉄道でのんびりのんびり。房総の歴史を辿り、海や山の大自然を旅します。