新・にほん風景遺産~故郷を見つめなおそう~

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山上の楽園 花の尾瀬 ~伝承の里 秘境・檜枝岐から歩く~

福島、群馬、新潟、栃木の4県にまたがる尾瀬国立公園。 東北以北では最高峰の燧ヶ岳や至仏山など2000メートル級の山々に囲まれ、希少な動植物の生命を育む日本有数の高層湿原です。 広大な湿原では、春から秋にかけてミズバショウ、ニッコウキスゲなど数多くの植物にいろどられます。

尾瀬の玄関口の一つが福島県の南西部に位置する檜枝岐村。 標高約900メートル、人口わずか600人ほど。面積の約98%を山野が占め、1年の半分が雪で覆われる山里です。 古くから山の恵みを糧に生きてきた檜枝岐には、今もその伝統が残ります。 「曲げわっぱ」に代表される工芸品にふれ、郷土食・「裁ちそば」や「はっとう」、山椒魚を食し、山里の暮らしを体験。 また、江戸時代から代々受け継がれてきた「檜枝岐歌舞伎」は、荘厳な神社の境内で年に2回奉納される村の伝統芸能で、役者から裏方まですべてが村人。八代にわたり芸が受け継がれてきたという一家では、3歳の男の子が初舞台。祖母・息子・孫の三世代が 共演する本番ではうまく演じることはできるのでしょうか!?

檜枝岐から尾瀬へは、車とシャトルバスで約40分。 ゆっくりと尾瀬を散策し、ニッコウキスゲやオゼヌマアザミ、清らかな川の流れに生きる、豊かな水生生物など尾瀬の大自然を満喫します。 さらに山小屋を営む家族と出会い、山小屋に泊まらないと見ることができないホタルの瞬きや、早朝の幻想的な風景を体験。尾瀬の魅力や自然の厳しさに触れます。

旅人は俳優・石丸謙二郎。山里の暮らしや伝統、尾瀬の雄大な大自然を旅します。