新・にほん風景遺産~故郷を見つめなおそう~

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玄界灘ロマン 唐津・呼子 ~城下町と懐かしき海の里~

今から400年以上前、豊臣秀吉が全国を統一し政権を担った安土桃山時代、九州・肥前(現在の佐賀・長崎にまたがる地域)に一つの焼き物が誕生しました。 唐(から)・韓(から)に向け開かれた港のあるこの土地に、大陸よりもたらされた技術が加わり、一躍花開いた「唐津焼」。 その後江戸時代に唐津藩の城下町として栄えた佐賀県唐津。

唐津湾や虹の松原などの豊かな自然に囲まれた美しい街並みや受け継がれていく伝統を紹介します。

そして「昔鯨で今はイカ」で有名な呼子へ。「日本三大朝市」と云われる朝市で、獲れたてのイカに舌鼓をうちながら、玄界灘の漁師たちの人情に触れあいます。

さらに「鯨伝説」で有名な小川島へ。17世紀初めから行われた鯨漁。戦後間もなく幕を下ろすまで脈々と受け継がれた伝統を残そうと、子供たちがのびのある声で歌い継ぐ鯨歌。ここにも「鯨文化」を後世に伝える確かな手応えがありました。

旅人は、作家・島田雅彦。2泊3日の豊穣の海の旅をお楽しみください。