新・にほん風景遺産～故郷を見つめなおそう～

奥羽山脈の秘境・秘湯をゆく～森の恵み水の里 北上・西和賀～

岩手県の中西部、かつてマタギが活躍した秘境・奥羽山脈 真昼山地。
その麓 西和賀町は秋田県との県境、和賀川が南北を貫き川や沢、勇壮な滝など水豊かな里です。
高い山々に囲まれた西和賀は、１２月から翌年４月まで雪に閉ざされます。そしてカタクリの開花を合図に山々の雪はとけ、沢を集めた清流は里に鮮烈な美しさをもたらします。

新緑の季節、山の恵みはワラビやウルイなどの豊富な山菜。
雪の下で長い時間、力を蓄えた西和賀の山菜は絶品と里人は胸を張ります。

山の恵みは、いで湯にも。
江戸時代、温泉番付で東の大関に選ばれた「夏油温泉」や西和賀の隠れ家的な湯の里「湯川温泉」など、名湯・秘湯が点在します。

旅人は、俳優・石丸謙二郎。
真昼岳の山懐、里に恵みをもたらすブナ林の散策や奥羽山脈屈指の名爆・真昼大滝を目指す険しい山歩きなど、大自然を満喫します。
名湯・秘湯をめぐり、山菜づくしの料理に舌鼓。
新緑の奥羽山脈、みちのくの秘湯・秘境をめぐる二泊三日の旅です。