「暮らしに役立つ統計調査~家計調査などへの協力~」
総務省 統計局ホームページ
http://www.stat.go.jp/
処理が完了した調査票は局内の保管室へ移されます。それぞれ個別のケースに収められ、常時23℃から25℃の室温、湿度50%で保管されています。各調査で決められた期間、厳重に保管され、その後、完全溶解処理が行われ破棄されます。
集計された統計結果は一般に公表されます。局内にある統計図書館では、調査開始の年からの報告書が保存されています。
統計局の中に併設する統計資料館では、日本の統計に関する歴史を見る事が出来ます。統計局の前身政表課がスタートしたのが明治4年。大正9年には第1回国勢調査が行われました。
戦後、国民の生活が多様化するとともに行政の上でも様々なデータが必要となり、様々な統計を作製するようになったのです。
昭和21年から行われて来た家計調査は、個人消費が国内総生産の6割近くを占めるため、景気判断の重要な指標になっています。
また昭和21年から開始された労働力調査は毎月およそ10万人を対象に行われ、雇用と失業の実態を明らかにして、失業対策の資料となります。個人企業経済調査は四半期ごとに全国の事業所の約半数を占める個人経営の事業所を対象に行われています。
小売物価統計調査は消費者物価指数の作成に利用されます。
これは、商品の小売価格、サービス料金や家賃などを調査し、物価に関する基礎資料作る事を目的に昭和25年から始まりました。
販売店など約30000店舗で価格調査が行われ、調査する品目は510品目。このほかアパートなどの家賃調査やホテルなどの宿泊料調査も行われます。
10月18日は統計の日。今年も全国各地で講演会やイベントが行われます。