5月2日(金)放送・5月4日(日)再放送

「ルールを守り安全な運転を!ストップ ザ 自転車事故」

◎今回のお客様は?
中京大学心理学部教授で自転車利用のルールとマナーに詳しい岸田孝弥先生。近年の自転車事故例や正しい自転車の乗り方などについてわかりやすく解説していただきます。
◎自転車利用者の実態
街で自転車の利用状況を見てみると、携帯電話を操作していたり、ヘッドホンで音楽を聴いていたりするなど、自転車利用者のマナーの低下が目立ちます。さらに雨の日には、多くの人が傘差し運転をしている状況。大勢の人が行き交う街の中で危険な運転をしていると、いつか大事故に繋がる可能性もあるます。
◎警察署の取り組み
各警察署では自転車事故削減のために様々な啓発活動を行っています。自転車事故の様々なシーンをスタントマンによって再現し、住民に自転車事故の恐ろしさを知ってもらったり、学校などで自転車教室を開催し、自転車の正しい乗り方などの指導を行っています。
◎地域住民のボランティア活動
自転車事故削減のためには、自転車による危険を、日頃身をもって体験している地域住民の協力が必要となってきます。地域住民が「地域交通安全活動推進委員」となり、自転車利用者にチラシでマナーアップを呼びかけたり、夜光る反射材を配ったりするなどのボランティア活動を各地区で行っています。
◎改正道路交通法(1)
今年6月に道路交通法が改正され自転車に関しても罰則が強化されます。普通自転車の歩道通行に関しては、改正前の「道路標識等により歩道通行できることとされている場合」に加え、「運転者が児童・幼児等の場合」、「車道又は交通状況から見て、やむを得ない場合」という項目が追加されます。
◎改正道路交通法(2)
さらに、「乗車用ヘルメットに関する規定」が追加。13歳未満の者を保護する責任のある者は、児童・幼児を自転車に乗車させる場合は、乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければなりません。
◎自転車安全利用五則
(1)自転車は車道が原則、歩道は例外
(2)車道は左側を通行
(3)歩道は歩行者優先で車道寄りを徐行
(4)安全ルールを守る
(5)子供はヘルメットを着用