4月4日(金)放送・4月6日(日)再放送

「子どもたちの安全を守れ!携帯電話のフィルタリングサービス」

◎今回のお客様は?
財団法人インターネット協会の吉川誠司さん。
携帯電話を使ったインターネットでの事件例やフィルタリングサービスについて解説していただきます。
◎日本の携帯電話の加入件数
現在、日本の携帯電話の加入件数は約1億件。つまり国民の1人が1台くらい持っている計算になりす。ということは、中学生や高校生などの未成年者の多くも携帯電話を持っているのです。
◎インターネットの110番
都内にあるインターネット・トラインセンターではインタホッーネット利用者の見つけた違法・有害情報の通報を受け付け、チェックした後、警察への情報提供や管理人への削除依頼を出しています。昨年は約8万5千件もの通報があったといいます。現在、インターネット上には青少年に悪影響を与えるような情報が溢れているのです。
◎携帯電話会社の取り組み
携帯電話各社ではフィルタリングの契約が見直されてきています。携帯電話の契約者が未成年の場合有害サイトにアクセスできないように、原則としてフィルタリングで制限がかかります。ただし、保護者の要請があれば、フィルタリングを解除することができます。
◎フィルタリングの仕組み
フィルタリング事業者がコンピューター上に毎日次々に出来るウェブサイトを収集・分類。それをさらに24時間体制で一つ一つオペレーターがチェックし全部で73種類のカテゴリに分け、独自のURLリストを作成しているのです。このリストを元に携帯電話各社がどのカテゴリを規制するのかしないのかを独自に判断しています。
◎フィルタリング講習会
携帯電話各社がどれだけ細かい作業をしても、携帯電話を使う利用者の意識が向上しない限り効果は上がりません。そこでインターネット協会などでは未成年者や保護者に対して、携帯電話の安全な使い方を学ぶための講習会を行っています。講師は携帯電話によるトラブルを実例を挙げて説明し、その対処法や予防法を分かりやすく教えてくれます。