【2013年11月13日】　#163「氷と格闘した しらせ艦長」

これまで７回も南極観測船に乗り、観測船「しらせ」艦長まで務めた海上自衛隊の中藤琢雄さん。 観測隊員と物資を安全に南極まで送り届ける重責を担う艦長として、窮地に陥ったのは第５３次隊でのこと。 南極海の分厚い氷に囲まれ、しらせが動けなくなってしまったのです。氷塊にフルパワーでぶつかっても状況は改善せず、ついに昭和基地への接岸を断念。しかし中藤艦長は諦めませんでした。 海上自衛隊の貴重な記録映像と共に、己の仕事を全うした男の思いに迫ります。