【2012年4月25日】　#82「雪上に基地を建てた男」

第10、13、21、24、26、27、31、33次南極観測隊に参加し、基地建設の責任者を務めた国立極地研究所の佐野雅史さん。
26次隊では内陸調査の拠点、あすか基地の建設を任されました。しかし内陸部の基地は雪の上に建物を建てなければならないため、様々な工夫が必要だったと言います。
雪の上では建物の基礎にコンクリートが使えず、木のパネルを敷いて基礎の傾きや沈下を防ぎました。
さらに建物自体も一度日本で仮組み立てを行って不具合をチェックし、現地ではマニュアル通りに組み立てられました。
その後の内陸調査の重要な拠点となった、あすか基地建設の秘密に迫ります。