みらい遺産 ~Human×Lands~
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「森のカスタネット」(群馬県・みなかみ町)
全国の小学校の授業で使われていた「赤と青のカスタネット」は、この小さな工房で作られていました。今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、カスタネット工房の2代目・冨澤健一さん(72歳)。最盛期には年間200万個を、心を込めてひとつひとつ手作りで製作してきました。
カスタネットの丸い形を切り出す機械は、先代が作ったオリジナル。健一さんは刃を削っては研いで大切に手入れをしています。
一度は材料が入手困難になりましたが、地元の森を再生するため伐採された木材の提供を受け、製作は再開されました。
カスタネット作りにかける富澤さんの思いとは?