みらい遺産 ~Human×Lands~

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甘いみかんを育む 石積みの段々畑(和歌山県有田市)

紀州和歌山は、みかんの生産量日本一。中でも有田市はは、温暖な気候と水はけの良い土壌のおかげで、江戸時代からみかん栽培がすすみ、「有田みかん」は全国に出荷される温州みかんの一割を占めるほどです。

今回のみらい遺産を紹介してくれるのは、みかん農家の御前 学司(みさき さとじ)さん(61歳)。
若い頃はサラリーマン、30代で奥様の実家のみかん農家を手伝い始めました。
御前さんの畑があるのは、みかん山と呼ばれる傾斜地を利用した石積みの段々畑。排水、陽当たり、保温性が良く、先人達が築いた石積みによって、甘くて美味しいみかんが造られてきました。

出荷が最盛期を迎える冬、休むのは大みそかと元日の2日だけ。毎日5千個ものみかんを手摘みしているという御前さん。どんな想いでみかん山を見つめているのでしょうか?