みらい遺産 ~Human×Lands~
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「春を告げるお茶屋の雛人形」(大分県杵築市)
江戸時代、松平家三万二千石の城下町として栄えた、大分県杵築市。
古き面影を残す町では毎年、2月中旬から3月中旬まで、盛大なひな祭りを行います。各商家がそれぞれに伝わる自慢のお雛様を店内に飾り、お客さんに愛でてもらうのです。
今回みらい遺産を紹介してくるのはそんな商家のひとつ、老舗のお茶屋「とまや」の十代目女将・今村孝子さん、69歳。
毎年、お店の蔵で大切に保管してきたお雛様たちを、家族や従業員たちと飾り付けます。
雛人形には、生まれた子どもがすこやかで優しい女性に育つようにと、親の願いが込められているもの。
華やかに飾られ、一際人目を引く、今村さんのおひな様。
どんな思い出があり、どんな願いが込められているのでしょうか?