みらい遺産 ~Human×Lands~

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「勇壮なる祭りの華"牛鬼(うしおに)"」(愛媛県宇和島市)

宇和島は、かつての伊達家十万石の城下町。
伊達家がこの地に入って400年の今年、
町は「宇和島伊達400年祭」に湧いています。

中でも人気を集めた、3月29日に行われた「伊達五十七騎大武者行列」。
一際目立つのは、巨大な「牛鬼(うしおに)」です。
牛を象った身の丈5~6mにもなる巨大な山車を数十人の若者が担ぎ上げ、
長い首をかけ声と共に打ち振りながら、街を練り歩きます。

今回、「みらい遺産」を紹介してくれるのは、
宇和島市の丸穂地区で牛鬼保存会長を務める山下忠文さん。
他地区にも足を運び、牛鬼の製作を請け負う、牛鬼づくりの名人です。

およそ200年前に始まったといわれる牛鬼は、宇和島の祭りや祝い事に欠かせない縁起物。
カシラ(頭部)を勢いよく振り下ろす「邪気払い」は牛鬼の真骨頂。
幼い頃から牛鬼に親しみ、その継承に尽くしてきた山下さんの、祭りの日の思いとは?