みらい遺産 ~Human×Lands~
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「御岳山 山上の御師集落」(東京都青梅市)
東京都青梅市、御岳山。
一月、標高929mの頂にある御岳神社は多くの参拝客で賑わいます。
今回の「みらい遺産」を紹介してくれるのは、御岳神社の“御師(おし)”、
片柳光雄さん(65歳)。
御岳山の山上には、“御師”たちが営む宿坊が、20軒以上もあります。
片柳さんも、“御師”を35年に渡って務めながら、
家族と宿坊「となり荘」を営んでいます。
古くより霊山として関東一円の信仰を集めてきた御岳山。
この地で修業をしていた山伏たちが定住したのが、御岳山の御師の始まり。
江戸時代の頃から神と人々を繋ぐ仲介人として、山の案内役をしてきました。
片柳さんは200年以上引き継がれてきた宿坊の、16代目。
ここで世話になる人々も、皆、先祖代々、
御師たちにお世話になってきたのです。
御師たちによって守られてきた、霊験あらたかな山上の宿坊。
片柳さんが、山と集落に寄せる想いとは・・・。