暦を歩く
バックナンバー
「千枚田」(石川県 輪島)
田植えしたのが九百九十九枚 あとの一枚 蓑の下
「羽織っていた蓑を置いたその下に隠れてしまうような小さな田」という古謡が伝わるほどの小さな田んぼが、日本海に面して1004枚も連なる「白米(しらよね)千枚田」。日本で初めて「世界農業遺産」に認定された美しい棚田の風景は注目を集め、多くの観光客が訪れます。9月、丹精込めて育ててきた稲がたわわに実ってきました。刈り取った後の稲を天日で干すための稲架(はざ)作りも始まりました。収穫の秋は、もうすぐです。