暦を歩く

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「蝉の声」(山形県 立石寺)

閑かさや 巌にしみ入る 蝉の声            

「山寺」として知られる山形県の古刹、立石寺。その名の通り、奇岩怪岩の山襞にいくつものお堂が建てられています。元禄二年、松尾芭蕉は「おくのほそ道」の旅でここを訪れ、この有名な句を詠みました。夏の盛り、賑やかな蝉の声に包まれながら、芭蕉が感じた「静かさ」とは、どんなものだったのでしょうか?