暦を歩く
バックナンバー
「みかんの花」(静岡県 伊東)
みかんの花が咲いている 思い出の道丘の道
手遊び歌としても知られる童謡「みかんの花咲く丘」。実は3番には、母への思いが歌われています。
…いつか来た丘かあさんと いっしょにながめたあの島よ
今日もひとりで見ていると やさしいかあさんおもわれる…
この歌が作られたのは終戦からまもなくの頃。当時は、戦乱により離れ離れになった母との再会を果たせぬ子どもたちも多かったといいます。
みかんの小さく白い花の甘い香りが、母との思い出を呼び覚ましてくれるようです。