暦を歩く

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「聖夜」 (東京都 ほか)

臘八のあとにかしましくりすます(明治25年)
八人の子どもむつましクリスマス(明治29年)
贈り物の数を尽くしてクリスマス(明治32年)
※臘八…ろうはち・12月8日に行われるという仏教行事

12月、街はクリスマス一色です。本来イエス・キリストの誕生を祝福する祭であるクリスマスが日本で本格的に広まったのは、明治の頃とか。そこに一役かったのが、かの正岡子規です。クリスマスの俳句を発表し、季語として定着させたと言われています。最初はやかましく感じていたものが、徐々にほほえましく、そしえて幸せの風景として感じられるようになっていったことが、その俳句の変化から分かります。
何はともあれ、メリー・クリスマス!