暦を歩く

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「こきりこ節」 (富山県 五箇山)

烏帽子(えぼし)狩衣(かりぎぬ)ぬぎすてて 今は越路(こしじ)の 杣刀(そまがたな)

世界遺産に登録されている合掌造りの集落、五箇山。平家の落ち武者が住み着いたとされる小さな山里です。ここには、日本で一番古い民謡とされる「こきりこ節」が伝わっています。農耕の合間に昔の栄華を懐かしみ唄い踊った民謡で、哀調と格調高い調べが特徴です。深い山に閉ざされた五箇山で、脈々と受け継がれてきました。