暦を歩く
バックナンバー
「椰子の実」 (愛知県 伊良湖岬)
名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実一つ
明治31年夏、東京帝国大学2年だった柳田國男は、遠い南の島から長い時間をかけてここに流れ着いた椰子の実を見つけました。それを聞いた親友の島崎藤村が、故郷を離れてさまよう自分の姿を重ねてこの詩を詠んだそうです。夏の終わり、人の少なくなった海岸で、ゆっくりと波音を聞きながら、海の彼方に思いをはせます。
名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実一つ
明治31年夏、東京帝国大学2年だった柳田國男は、遠い南の島から長い時間をかけてここに流れ着いた椰子の実を見つけました。それを聞いた親友の島崎藤村が、故郷を離れてさまよう自分の姿を重ねてこの詩を詠んだそうです。夏の終わり、人の少なくなった海岸で、ゆっくりと波音を聞きながら、海の彼方に思いをはせます。