暦を歩く
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「お伊勢まいり」 (三重県 伊勢)
神風や ふたつの宮の宮柱 ひとつこころに世をまもるらし
「お伊勢さん」と親しく呼ばれる伊勢神宮は、正式には「神宮」といいます。江戸時代には「一生に一度は訪れたい」と多くの人が「お伊勢まいり」をしました。
神の苑の木々をぬける風を感じながら、5月の「お伊勢まいり」。
外宮と内宮を中心に多くの神様をお祀りする神宮では、「風」は特別な意味をもっているそうです。鎌倉時代の蒙古襲来の際、暴風によって国が守られたとされることから、「神風(かむかぜ)」が伊勢の枕詞になったといわれています。