暦を歩く
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「春のうららの」 (東京都 隅田川)
春のうららの隅田川 のぼりくだりの船人が
櫂のしづくも花と散る ながめを何にたとふべき
滝廉太郎が作曲した名曲「花」。隅田川沿いには桜並木が続き、まさにその歌のような情景が広がります。日本人は古くから桜には特別の思いをもってきました。「花」は明治時代の歌ですが、実は「源氏物語」に描かれた平安時代の宴の歌からの「本歌取り」だとされています。時代を超えて、今年も多くの人が、桜の花を愛でて春の喜びを感じています。
春のうららの隅田川 のぼりくだりの船人が
櫂のしづくも花と散る ながめを何にたとふべき
滝廉太郎が作曲した名曲「花」。隅田川沿いには桜並木が続き、まさにその歌のような情景が広がります。日本人は古くから桜には特別の思いをもってきました。「花」は明治時代の歌ですが、実は「源氏物語」に描かれた平安時代の宴の歌からの「本歌取り」だとされています。時代を超えて、今年も多くの人が、桜の花を愛でて春の喜びを感じています。