暦を歩く
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「七草粥」 (京都府 西陣)
芹なずな 御形はこべら 佛の座 すずなすずしろ これぞ七草
京野菜の産地として知られる京都市上賀茂で、春の七草が大切に育てられていました。1月7日は五節句のひとつ「人日(じんじつ)の節句」、この日に「七草粥」を食べて邪気を払い無病息災を祈る風習が古くから伝わっています。西陣の旧家では、この七草粥を作るときに、七草を刻みながら口ずさむ歌があります。
「♪唐土の鳥が日本の国へ渡らぬ先に、七草なずな、七草なずな」
雅な営みが、代々受け継がれていきます。
撮影地 上賀茂 森田啓子農園
西陣 暮らしの美術館 冨田屋