暦を歩く

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「菊まつり」 (茨城県 笠間)

「ちりはてて 花なき時の花なれば うつろふ色の 惜しくもあるかな」         藤原興風

菊を鑑賞する習慣は平安時代に始まり、江戸時代には多彩な園芸品種が栽培されその美しさを競う品評会も開かれるようになりました。
また、菊には延命長寿の滋液が含まれるという伝説があることから、秋に菊の花びらを浮かべた菊酒を飲むという風習も古くから続いています。
茨城県の笠間稲荷神社で開かれている日本最古の菊まつりの風景とともに、日本人と菊との関わりに思いを寄せます。