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「鹿の角きり」 (奈良県)

「恋すてふ 角切られけり 奈良の鹿」                             小林一茶

秋、若草山に響く鹿の声が、もの悲しさを募らせます。奈良では「神の使い」として大切にされている鹿。秋に発情期をむかえた雄鹿の角は危険ということで、江戸時代初期(1671年)に当時鹿の管理者であった興福寺が奈良奉行の要請を受けて「角きり」を始めました。秋の奈良ならではの勇壮な伝統行事「角きり」が終わると、古都は鮮やかな紅葉に包まれます。

撮影地 奈良公園