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「鵜飼」 (京都府 嵐山)

おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな                          松尾芭蕉

観光地として知られる京都・嵐山は、平安時代には都の貴族たちの避暑地でした。夏、夜の帳がおりると、当時の典雅な遊びを今に伝える「鵜飼」が行われます。篝火が水と闇に戯れる幽玄の世界。俳人・松尾芭蕉が詠んだように、華やかさと少しばかりの悲しさを感じる夏の夜です。

撮影協力:嵐山通船