皇室スペシャル　美智子さま感動レシピ～天皇の料理番がご一家の食卓を再現

皇族方の日常の食事はもちろん、国賓を招いての「宮中晩餐会」や春と秋に開催される「園遊会」での軽食など、皇室でのあらゆる食を任されているのが、今年ドラマで話題となった「宮内庁の大膳課」です。
今回の番組では、その宮内庁大膳課でかつて腕を振るっていた料理人を取材。
天皇ご一家の食卓にまつわる、料理とエピソードを綴ります。

天皇の料理番がご一家の食卓を再現！

皇室に嫁がれてから56年目を迎えられた美智子さま。
開かれた皇室のシンボルとして、つねに国民と共に歩んでこられました。
皇室の慣例に捉われない新しい皇室のあり方を模索された美智子さま。
それは、ご一家の健康を支える食卓にも現れています。
ご成婚の後、東宮御所に特別に作られた美智子さま専用の台所。
美智子さまご自身が料理をされる姿が公開されたこともあります。

今回は、天皇の料理番が明かすご一家の食卓。
宮内庁大膳課で働いたことのある料理人と、その弟子たちが、ご一家の食卓を再現します。美智子さまが特別に頼まれたというメニュー「レディー・カーズン」。
果たして、どんな料理なのでしょうか？
さらに、皇太子殿下が雅子さまにプロポーズをされた皇室外交の舞台ともなる鴨場。
そこでは、いったいどんな料理が供されるのでしょうか…？
そして、美智子さまご自身が腕を揮われた、浩宮さまの遠足の時のお弁当。
美智子さま特製の“三食そぼろ弁当”を家庭料理研究家が再現します。

そして、戦後70年目の今年4月、天皇陛下と美智子さまは、太平洋戦争の激戦地・パラオをご訪問になりました。
6月からの私的ご訪問では、戦後の引き揚げから日本各地の開拓地で新たな暮らしを築いてきた人たちをお訪ねになりました。 北原尾、千振、軽井沢。
そこには、荒れ地を切り開き、農作物を育て、命を繋いできた人々の過酷な歴史がありました。
すべては命を繋ぐ食とともに…。

戦後70年、今夜は天皇ご一家の健康のために、美智子さまが何よりも大切にしてこられたご一家の食卓の変遷をご紹介します。