アーシストcafe 緑のコトノハ

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2011年10月10日~10月14日
佐原滋元(向島百花園)

東京都墨田区に都会のオアシスともいうべき花園がある。それが向島百花園。
江戸の町民文化が花開いた文化年間に創建されたこの花園は、四季を通じて草花が百花繚乱に咲き乱れることから「百花園」の名が付けられたという。ここの語り部ともいうべき存在が佐原滋元さん。この方、百花園を造った佐原鞠塢(さはらきくう)の子孫で八代目にあたり、現在は園内にある茶屋の主を務めている。ここでは江戸時代の人々も満喫した風情たっぷりの日本の秋ならではの情緒が存分に楽しめる。この時期、美しく咲き誇るのが、「秋の七草」。そして月見団子、里芋、枝豆、栗など秋の幸をお供えしてのお月見も楽しめる。>> 向島百花園では、スズムシやキリギリス、ヒメギスなどの虫たちが放され、その独特の鳴き声を楽しめる。「江戸の人々は、草むらで様々な虫が奏でる音を聞きながら、秋の夜長を楽しんだ。そんな自然の音に耳を傾ける気持ちを大切にしていきたい」と佐原さんは語る。