アーシストcafe 緑のコトノハ

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2011年5月2日~5月6日
面出薫(照明デザイナー)

世界的な照明デザイナー、面出薫さんは、京都駅ビルや東京国際フォーラム、そしてシンガポール国立博物館など、ランドマークとなる代表的な建築の照明デザインを手がけてきた。「光のデザインは何よりも自然光に多くを学ぶべきである」と考える面出さんの、心地よい光の演出が国内外で高く評価されているのだ。また、様々な環境イベントの照明も担当。夏至と冬至に「電気を消してスローな夜を」がキャッチフレーズのイベント、「100万人のキャンドルナイト」では、呼びかけ人の一人として活動してきた。自然と寄り添う光の文化を生み出せないか、と考える面出さんは、街の灯りを研究するグループ、「照明探偵団」も結成。いまや300人以上となった専門家や学生などの団員達を取りまとめながら、都市の夜景のフィールドワークを続けている。「光は量ではなく質。どれだけ明るく照らすか、ではなくどのように光をあてるかが大切。」と面出さんは熱く語る。