アーシストcafe 緑のコトノハ
ストーリー
2010年5月31日~6月4日
中東久雄(野草を使った京料理)
中東久雄(野草を使った京料理)
京都伝統の摘み草料理を受け継ぐ中東久雄さん。 その銀閣寺参道にある名店は、半年ほど先までも予約がいっぱいの人気です。 中東さんは毎朝、自ら野山へ出かけ、ツクシやヨモギやタンポポなど、季節季節の野草を摘み、洗練された料理に生かしています。 野草は下ごしらえに一手間かかりますが、日本伝統の貴重なスローフード。山野に目を向ければいろいろな野草が味わえることを知ってもらえば、おのずと多くの人の目が自然環境へ向くはず・・と中東さんはその料理の意味を考えています。 「春は苦味を食べよ」と昔から言われているように、ほろ苦いツクシやタンポポはその季節の体を整えてくれるのだとか。 自然の摂理をうまく生かすのが良い料理人だと言う中東さんは、大地の素晴らしい恵みに深く感謝しながら一品ずつ心を込めて料理をつくり続けています。