アーシストcafe 緑のコトノハ

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2010年4月12日~4月16日
善養寺幸子(建築を通してエコ社会を作る)

今注目の建築家、善養寺幸子さんはエコ建築を通して環境に配慮した社会を作る仕事を続けています。例えば設計したある住宅では、全ての部屋で自然採光が出来るように、住空間を南北に振り分け半階ずつずらしたり、夏の遮熱と冬の断熱を目的に屋上を全面的に緑化しています。私たちの身の回りには使われていないエネルギーがあふれている、それを上手に取り込むのがエコ住宅と善養寺さんは語ります。
そんな善養寺さんが今力を入れているのは、学校のエコ改修。
今回訪れるのはその改修も大詰めの愛媛県伊予市の小学校。築70年を越える木造校舎に断熱材を入れたり、太陽光発電装置を設置しています。こうした善養寺さんが進めている学校のエコ改修は環境省のプログラムに採用され、全国20校で実施。子供たちにとって、自分たちの学校が環境に配慮した形で生まれ変わったという経験は、大きな財産です。だからその記憶と共にエコ意識は未来へと繋がっていく。こうして学校を基点に社会全体をエコシフトしていきたいと善養寺さんは願っているのです。