アーシストcafe 緑のコトノハ

自然や家族・身の回りのモノ達とゆったり丁寧に付き合う、シンプルでセンスある生活術を紹介しているエッセイストの山本ふみこさん。｢クロワッサン｣、｢オレンジページ｣などの雑誌で活躍し、著書も大人気です。一家の主婦でもある山本さんが目指す、モノを大切にする暮らし。たとえば２５年間使っている魔法瓶、３０年以上着ているコートなど長年愛用したモノは愛しい宝物。セーターの虫くいの穴はアップリケでカバー、破れたスニーカーは縫って使うなど、「ちょっとした工夫でモノを生き返らせる」のです。 さらに大根や人参の皮も捨てるのはもったいないと、干して料理に使うなど、食事にも独特の工夫。日光に当てると旨み成分が増え、美味しくなるそうです。「ささやかな暮らしの工夫が、地球のピンチを救うかもしれない」という山本さんの楽しいアイデアに溢れる暮らしぶりは、次代を担う若者達への生きたメッセージそのものなのです。