アーシストcafe 緑のコトノハ
ストーリー
2010年3月29日~4月2日
中川洋(相模湾の漁業を守る仕事)
中川洋(相模湾の漁業を守る仕事)
今日本の漁業は後継者が不足し、危機的状況にあります。昔から豊かな漁場として有名な神奈川県の相模湾でも事情は同じ。経営不振に陥り、定置網の権利を返上することになった漁業者から仕事を引き継いだのは、名うての経営コンサルタント中川洋さん。ヨットマンとして海を愛してきた中川さんは、全くの畑ちがいながら、ユニークな方法で相模湾の漁業を守ろうとしています。キーワードは「地産地消」。通常は築地市場を通じて消費者に届く魚を、港から直送。水揚げしたその日のうちに、自ら開いた東京都目黒区の魚屋へ届けます。その新鮮な美味が評判となり、お店は大人気。隣には和食店も開店、大量流通にはのらない相模湾の美味、珍しい魚カイワリのアラ汁なども紹介しています。 美味しいものを美味しいままいただくシステムを生み出し、漁業と海を守り、「日本の魚食文化を取り戻したい」と中川さんは笑顔で語ります。