アーシストcafe 緑のコトノハ
ストーリー
2009年9月14日~9月18日
清積庸介(三番瀬フォーラム事務局長)
清積庸介(三番瀬フォーラム事務局長)
かろうじて埋め立てを免れ、東京湾に残された貴重な干潟・三番瀬。「東京湾のオアシス」ともいわれるこの干潟には、アサリやカニなど数多くの海の生き物が生息しています。この「三番瀬を守っていきたい」と結成されたのがNPO三番瀬フォーラム。事務局長の清積(きよづみ)庸介さんを中心に地元の人たちが集まって、保全活動をしています。 世界有数の貿易港に隣接する三番瀬は、海外から運ばれてきた外来生物が繁殖し、その生態系は日々変容しています。そこで清積さんは激減している在来種、海草のアマモなどを海に植えつける活動を行い、本来の干潟の姿を取り戻す努力をしています。 三番瀬は「江戸前の干潟」とも呼ばれ、昔から東京の食文化を支えてきました。その伝統的な塩作り体験教室や干潟観察会も開催。そんな清積さんは「子供たちや親子連れが気楽に近づき、親しめるような海をこれからも守っていきたい」と語ります。