アーシストcafe 緑のコトノハ
ストーリー
2009年5月11日~5月15日
ごみゼロを目指す徳島県(上勝(かみかつ)町の皆さん)
ごみゼロを目指す徳島県(上勝(かみかつ)町の皆さん)
徳島県の山間部にある人口2000人の小さな町、上勝町。この町は日本で初めてゼロ・ウェイスト(ごみゼロ)宣言を行い、2020年までに町から出るごみをゼロにするため、町民一丸となって取り組んでいます。資源のリサイクル率を上げるため、分別は34種類。日本一細かく分別して今では75%以上(全国平均19.5%)のリサイクル率を誇ります。町民の努力も、並大抵ではありません。生ごみはすべて家庭で堆肥に。ペットボトルやプラスチック容器は綺麗に洗って自らの手でごみステーションに運びます。ごみステーションに併設された「くるくるショップ」では、まだ使えるものを町民自身が展示、欲しい人がいれば無料で持ち帰れます。「くるくる工房」では、使わなくなった着物や布を使って新しい製品づくりも。とても大変に思える取り組みですが、人々は「町は綺麗になり自分も元気になった。その上、みんなが仲良くなった」と言います。そうした町の人々の生活に根ざした、地球とつながるコトノハには勇気づけられます。