アーシストcafe 緑のコトノハ

アーシストcafe 緑のコトノハ

  • トップページ
  • バックナンバー
2009年4月27日~5月1日
渡邉 尚(NPO法人トージバ代表)

NPO法人トージバの代表渡邉尚さんは大豆栽培を通じて、食を守る呼びかけをしています。その活動は名づけて「大豆レボルーション」。大豆の種まきから草刈、収穫、味噌作りまでを都会の人々が、近郊の畑に年数回通って行うというプロジェクトです。遊休耕地を利用して渡邉さんたちが大豆を作る畑は今や全国に11箇所。初冬、大豆を収穫した後、天日で干します。「食の安全が危ぶまれる今、日本の食文化の要である大豆くらい、自分たちの手に取り戻したい」と渡邉さんは言います。 昔ながらの製法で、一年で一番寒い季節に、柔らかく茹でた大豆に塩と麹を合わせ、味噌玉を作ります。仕込んだ味噌はゆっくり熟成され、出来上がりは1年後。誇るべき日本の食文化、究極のスローフードです。自分たちで心を込めて育てた大豆、そしてそこから生まれる美味しくて安全な大豆製品を通して次々に仲間は増え、その輪は今全国に広がっています。