アーシストcafe 緑のコトノハ

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2016年8月29日~9月2日
太田昭彦(登山教室 歩きにすと倶楽部 主宰)

都心に程近い貴重な自然として、グリーンミシュラン三つ星に輝いた高尾山が舞台。晴れた日の山頂からは富士山がくっきりと見えます。案内はべテラン山岳ガイドの太田昭彦さん。多くの人に登山の楽しさを伝えたいと登山教室を主宰しています。高尾山には様々な特色ある登山道があります。それは元来、高尾山・薬王院の修験道であるといわれ、744年開山の歴史に彩られています。天狗信仰、吹き鳴らされる法螺貝、御朱印…自然と向き合ってきた人々の思いが映し出されているのです。太田さんは、その思いを近著「山の神さま・仏さま」でも伝えています。高尾山は可憐な花を咲かせる山野草の宝庫としても知られています。春、よく見られるのはスミレの花々。貴重な固有種、タカオスミレとも出会います。その緑を守るためには、「道に張り出す根を踏まない、ルートを外れて歩かないなど小さな心がけが大切」と太田さんは言います。
登山の楽しみは、なんといっても「食」。山の茶屋では名物の天狗焼きや とろろ蕎麦、薬王院では精進料理を味わいます。「高尾山は様々な魅力があり、何度 登っても興味が尽きない」と語る太田さんのコトノハが新緑の季節、輝きます。

太田さんの活動をもっと知るには・・・
http://www.alkinistclub.com/