アーシストcafe 緑のコトノハ
ストーリー
足立志次磨・由美子夫妻 (ツグミ工芸舎)
子供の頃から木と触れ合い、木に学び、木と生きることを学ぶ「木育」が注目を集めています。その取り組みを埼玉県の秩父で続けているのが、おもちゃコンサルタント・木育インストラクターの足立由美子さんと、木工職人の足立志次磨さん夫妻によるユニット、ツグミ工芸舎です。きっかけは約10年前、自然豊かな土地で暮らしたいと、都心から埼玉県秩父郡の山奥に移住してきたこと。手に入れた土地の古民家を解体した時に出てきた良質の古材に出会って、100年以上前に”木”は切られて”材”になってもその命が内包されているのだと感動。機械で製材できないために、捨て置かれることの多い古材を生かして、当時、小さかった息子さんのために木のオモチャやスプーン、食器など、子供のための木工品を作ったのが始まりでした。また地元・秩父の伝統工芸の職人達とも交流し、秩父市の杉やヒノキを使った積み木と秩父の伝統的絹織物、秩父銘仙の技法を生かした綿風呂敷を組み合わせた木のオモチャ、TUMICCOを、秩父市の誕生祝い品として発案・プロデュース。さらに秩父太織の職人北村久美子さんと共同で、誰もが気軽に本格的な手織りを体験できる卓上織機ORICCOを開発。その二つとも2015年のウッドデザイン賞を受賞しました。「かつて日本で身近にあったものを、現代に合う形にして再び取り戻したい」という足立さん達。その仕事を通して、森の恵みと人の暮らしの新しいつながりを見つめます。
ツグミ工芸舎について、もっと知るには・・・
http://tugumi-craft.jp/
★店舗とお問い合わせ先は・・・
ツグミ工芸舎・百果店ひぐらしストア
〒368-0041 秩父市番場町11-13
電話&FAX 0494-26-6205
higurashi.store@gmail.com