アーシストcafe 緑のコトノハ
ストーリー
2015年12月14日~12月18日
帰山寧子(片浦食エネプロジェクト世話人)
帰山寧子(片浦食エネプロジェクト世話人)
小田原市片浦地区の廃校になった中学校で、あるユニークな取り組みが注目を集めています。帰山寧子さんが地元の人々とともに始めた、「片浦食とエネルギーの地産地消プロジェクト」。使われなくなった校庭に畑と屋外キッチンを作り、「循環する食とエネルギー」を実践する場として蘇らせたのです。
地域の人々はここに集い、無農薬で育てた野菜を屋外キッチンで料理し、青空のもとでいただきます。屋外キッチンは、土のかまどやアースオーブン、流し台まで揃う本格的なもの。なんと地元の子どもたちと一緒に、すべて手作りしたというから驚きです。食べるものを自ら育て、火を起こして調理し、食べるまでを体験できる、そんな学びの場なのです。「地産地消」の考えはエネルギーにも。小さな太陽光発電システムを地域の各所に設置し、通学路の外灯などに利用しています。これを通じてエネルギーが身近な存在だと感じてほしいと、帰山さんは語ります。
そんな帰山さんの原点は、「パーマカルチャー」という考え方にあります。パーマカルチャーとは、オーストラリア発祥の、環境を壊すことなく続けることができる農業や暮らし方のこと。今、世界的に注目されています。パーマカルチャーをもとにした、自分たちでつくるライフスタイル。その楽しさをこぼれる笑顔で伝える帰山さんです。
片浦食とエネルギーの地産地消プロジェクトのホームページは――
http://k-carpenters.blogspot.jp/