アーシストcafe 緑のコトノハ
ストーリー
2015年11月30日~12月4日
小山田幸紀(ペイザナ中原ワイナリー代表)
小山田幸紀(ペイザナ中原ワイナリー代表)
飲むと体に染み込むような柔らかい味わいが特徴の「自然なワイン」。近年フランスを始め世界中で多くの飲み手を魅了しています。その自然なワイン作りに、日本で取り組んでいるのが、山梨県甲州市勝沼にあるペイザナ中原ワイナリー代表の小山田幸紀さん。小山田さんは、自ら育てたブドウだけを使って醸造まで行う、日本でも数少ないワインの作り手なのです。ワイナリー設立後、2015年2月初リリースのワインは、発売と同時に大きな話題となりました。小山田さんのワインは、一般的に定義されるオーガニックワインとは違い、ブドウの栽培がナチュラルなだけではなく、その醸造方法も一貫してナチュラル。雨が多く、ブドウのオーガニックな栽培が難しいとされる日本で、小山田さんは、畑の風土やブドウの持つ味わいをワインに生かすために、不耕起・草生栽培で育てたブドウを、自生酵母の力だけで醸造しています。さらにワインを絞った後に残るブドウ滓を畑に返し、米や野菜も自給するなど、ワインづくりを中心にした循環型の農業に取り組み、なんと今年からは養鶏までスタート。ワインづくりから生まれた生活の循環の輪は、ますます広がりつつあります。宮澤賢治を愛し、「農民芸術の復興」をモットーにする小山田さん。次の世代のワインの作り手の育成にも熱心に取り組み、ワインを大地とつながる芸術として、情熱を込めて伝えています。
小山田幸紀さんのワインについて、もっと知るためには・・・
販売元によるドメーヌ・オヤマダ紹介ページ (※直販なし,2015年11月末現在在庫なし)
http://vinscoeur.co.jp/oyamada/
小山田幸紀さん本人によるブログ
http://ameblo.jp/paysannat/