アーシストcafe 緑のコトノハ

神奈川県横浜市、ここに電力を完全自給する家「オフグリッドハウス」があります。電線はもちろん、電柱や電気メーターもない、正真正銘のオフ（＝切る）グリッド（＝送電網）。この暮らしを選んだのは３０代のご夫婦、精密機器メーカーに勤める佐藤隆哉さんと自然療法士の千佳さん。東日本大震災をキッカケに、今まで依存してきた電気や食料について考え、2014年9月にオフグリッドハウスを建てました。電気は、８枚のソーラーパネルで１日平均約４kWhを発電。一般的な家庭では１日に約１０kWhを消費するのに対し、佐藤さんの家庭での１日の消費量は約３kWhなので、十分に賄うことができます。家電は、冷蔵庫やクーラー、掃除機、洗濯機など、一般家庭とほとんど変わりません。晴れの日に積極的に働いて家電をフル回転し、逆に雨の日は読書や仕事の準備をして静かに過ごす。「晴耕雨読」の生活だからこそ成せる技です。食料も、自宅の庭に畑を作り、野菜を出来る限り自給。太陽の光で調理するソーラークッカーという調理器具で料理をして、太陽の恵みを最大限生かして生活しています。「足るを知る」、必要な分を必要な分だけ自給する佐藤さんの暮らしは、これまで延々と続けられてきた資源を確保するための「奪い合う社会」にはない、全く新しい生き方のヒントに溢れています。

その暮らしをもっと知るには・・・
ブログ「Green note　都会でプチ自給自足生活～地球の惠みでシンプルに生きる～」
http://ameblo.jp/green-note-page/