アーシストcafe 緑のコトノハ

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2015年11月2日~11月6日
藤川靖彦(花絵師 インフィオラータ マエストロ)

「花絵」とは大地という大きなキャンバスに色とりどりの花や草木、籾殻、砂などを使って描く巨大絵画。その第一人者として世界で活躍し、今、注目を浴びているのが花絵師の藤川靖彦さんです。花絵はインフィオラータとも呼ばれ、イタリアやスペイン等、ヨーロッパを中心に世界各国で行われているキリストの聖体の祝日「コルプス・ドミニ」で描かれる、神に捧げるアートです。その起源は13世紀にまで遡ります。イタリア全土で行われる「コルプス・ドミニ」の行列では、元々、花を道に撒く習慣がありました。それが花の絨毯のような花絵・インフィオラータとなったといわれています。インフィオラータを描くのは地元の人々。教会への参道に力を合わせ、聖なる思いを込めて描くのです。藤川さんも花絵の制作には、地元の人と力を合わせる事を大切にしています。今秋、ベトナムとの友好記念のため神奈川県庁前で制作した花絵も、その一つ。6メートル四方もの大きな花絵を地元の参加者やベトナムの人々と共に作り上げました。花々にも心を配ります。藤川さんの材料は主に花の生産の段階で 形が悪く間引きされてしまった花々。藤川さんは捨てられる運命の花を、花絵というアートにして命をよみがえらせているのです。美しく咲き、人々を元気づける花。その花の魅力を存分に引き出す花絵を描くことで「生命の輝き」を伝えたいという藤川さん。そのコトノハに耳を傾けます。

藤川さんの花絵についての問い合わせは・・・
株式会社インフィオラータ・アソシエイツ
住所:東京都世田谷区赤堤3-3-4 Casa di Infiorata
Tel:03-5355-0777
ホームページ  http://www.infiorata88.com/